saikaku’s blog

演劇をやってます。文を書きます。読みます。

「暗い日曜日」

最近、人間椅子の「暗い日曜日」をよく聴く。
日曜日の午前中なんかに聞けばエモくていいんだろうが、聞いたことはない。暗い気分になるのは大体が平日だ。
暗い日曜日 - YouTube

最近、気分が落ち込んでいる。人生の中で数えきれないほど落ち込んで来たが、未だに対処方がわからない。仮に対処方がわかれば(問題が解決するかは別にして)多少なりとも気持ちが楽になる。人間は理解できないことに対して恐怖感を抱くのだから、少しでも「落ち込む」ということがわかってくれば精神的なダメージを減らす事が出来るんだろうが、それができない。これからの人生も、落ち込んだらしばらくいろんなことが手につかない状況が続くのだ。

ただ、落ち込む期間とか時間というのはだいぶ減って来たと思う。大学に入ってクソ忙しくなったので落ち込む暇がなくなった。もちろん、根底の問題を先送りにしているだけなので後からしっぺ返しを食らって、また落ち込む。
しかし、学習能力というのが人間にはある。天元突破グレンラガンでも言っていた。俺たちは1分1秒前の俺たちよりも進化している。

落ち込む期間を短くする方法をいくつかまとめてみる。

・アウトプットをせず、インプットだけする。
どうせ落ち込んでいる時にいい作品なんか作れやしないので、創作にかけるエネルギーを最小限にして、映画観たりとか本を読むことにする。全然関係ない作品から創作のヒントが見つかったりすると儲けもん。一石二鳥だ。

・休む
これが一番シンプルで強い。肉体と精神は常に二人三脚している状態なので、身体がヤバい時は精神もまいってくるし、精神がヤバいときは俺の場合胃がクソ痛くなる。ただ、休むと周りに迷惑がかけてしまう、これまた落ち込む状況を作り出してしまう。諸刃の剣だ。

・日光を浴びる
日向ぼっこは一番コスパがいい。大学の屋上にいい空間があって、そこで何もせずぼうっとしていると、最高だ。音楽を聞いたり、タバコを吸ったりする。日光を浴びるとビタミンB1が出て、これが鬱に効くらしい。効果を実感したことはないが、プラシーボで元気が出たというのを自分に言い聞かせるだけで、好転のきっかけになる気がする。

・旅に出る
最強。勝ち確。並ぶもの無し。無双。
これやっとけば大概の落ち込みはなんとかなって来た。本当にヤバくなったときはなにもかも捨てて旅に出る。空間が変わるというのがいいっぽい。空気も変わるし、場所も変わる。旅先では、クソほどやることがある。強制的に自身の周りからインプットするしかない状況になる。それがいい。旅先での会話がクソ楽しい。だって今の自分しか相手は見れないから。良いところも、悪いところも。人と話すのは最高にエモい。
今の問題を投げ出していく旅行もいいっちゃいいんだが、全て過ぎ去った後の旅行が最高に気持ちいい。

人間椅子の曲はいい。人と関わるのが無理になるくらい落ち込んだとき慰めてくれるのは音楽だ。画面を見なくても、ページをめくらなくても勝手にエモくなれるからだ。人間椅子とか、FreQuencyには、よく助けられた。